痴漢冤罪を生む空気が痴漢被害者をさらに苦しめる
痴漢被害者を本当に苦しめるのは、痴漢(疑い)に対して異常なほどの反応を示す人間なのではないだろうか。
喫煙者を本当に苦しめているのは嫌煙家ではなく、マナーの悪い喫煙者のような図式。
痴漢っぽい行動にあったという声には「本当に痴漢だったの?」みたいな糾弾は少ないが、逆に痴漢に間違われて安全ピンで刺されたというような声に対しては「間違えられるアナタが悪い」というような糾弾が始まる。
まったくもってフェアじゃない。
疑うのであれば両方疑えばいいし、同情するのであれば両方同情するのがいい。
片方は擁護して片方を糾弾するからおかしくなる。
痴漢されてしまう人もいれば痴漢に間違われてしまう人や、間違って痴漢じゃない人に攻撃してしまう人もいる。
そういう当たり前のことを冷静にフラットに判断できる余裕を持ってもらいたい。
もちろん痴漢をする人が絶滅すればいいことは言わずもがな。