SNS疲れというものに対する実感
もともとSNSで多数の人と繋がろうとするタイプではないが、所用で必要になったために新たなアカウントを取得して界隈の人達をフォローしてみたところ、処理しきれないほどの情報と自己顕示の塊のようなものが降り注いで来ていることに気が付いた。
どこの誰だか知らない人の喜びや成長を微笑ましく思うことが難しく、すべてが嫉妬や焦りに変わる。
これは俗に言うSNS疲れとは少し違いもう少しだけ広義のSNS疲れに属するものだと思う。
もともとメインアカウントのフォロワーや友達はリアルでの知り合いばかりだったので、その発信が嫉妬などに変わることは殆どなく、羨ましいという感情程度に収まっていたものが、知らない相手、いわゆる漠然とした世の中(=世のすべての人)がそのような成長をしていると感じられてしまい、自分一人が圧倒的に取り残されてしまっている感覚に陥る。
わかっている。
冷静に考えればそんなことはないというのはわかるが、暗い気持ちになることは避けられない。
仕事であればある程度割り切ってしまうこともできるが、日常的にこれらの情報に触れることに慣れてしまっている人にはかなりツラいだろう。
メディアなどでSNS疲れが取りあげられる度に「だったら止めればいいのに」と思ってはいるが、急に止めるというのも置いて行かれる恐怖があり不可能なのだろう。
何かの縁でこの記事を読んでいて、かつSNS疲れを感じているあなたにSNSを少し離れて利用することが出来るきっかけとなればと。
止めたいと思っているのならば止めればいい。
簡単なことではないけれど、簡単なことでもある。
あなたの世界はそれくらいでは何も変わらない。
とりあえず2週間。ヨーグルトのCMではないけれど、SNSをロックした生活を送ってみるといい。
もしそれがとても苦しいようであれば、フォロー数や友達を整理し、今の半分に減らしてみよう。
きっとモヤモヤが少し晴れるのを感じられるはずだ。